金魚の糞にも五分の魂
「いろいろと言われているみたいだけど大丈夫?」
ある日突然知り合いから心配された。
「大丈夫って何がですか?」
まったく身に覚えのない事で心配されたので聞いてみたが
「いや、よく聞いていないから分からないけど」
たぶん知っているが僕が知らないと知ると口を滑らしてしまったかの様にする
「なにか言われているみたいですが、特に気にしていないので大丈夫ですよ」
数日後
『お前ほんと調子いいやつだな!』
突然のLINE
『なんか僕のこと嫌っているみたいですが、嫌いな相手に突然なんでLINEしてるんですか?』
『は?お前どこいるんだよ』
相手がどこにいるか知っていたので相手がいる店に乗り込み横に座る
「なんでしょうか?ちゃんと話しましょうよ」
「お前は自分を持っていないんだよ」
「だから嫌いなのですか?」
「いや別に、、、」
「じゃぁなんですか?」
「前に俺が飲みに誘った時に他の奴と飲むと断ったじゃねぇか」
「だから嫌いなのですか?」
「いや別に、、、」
「じゃぁなんですか?」
「強いて言うなら顔」
「じゃぁ仕方ないですね」
それから約3ヶ月後のいま
『おい金魚の糞!お前人間的にはつまらねーけど、アホのなかでは面白いな、いちいちひとに言わないで対処できねーの?ホントだせーな』
また始まった
『その前に陰で言ってんなってはなし、お前の事嫌いな奴大分いるらしーじゃんw』
『かっけーなーお前は』
『そして、こすい根性のねーダサボーだなw』
『お前周り自分の味方にしようと頑張ってるけど、大分見透かされてんぞ、大丈夫か?つったことで、また会えるの楽しみにしてるなwひとりでなんもできねーなら余計なこと言わないことよwまた会ったら呑むべじゃな。ブロックするけど』
一方的なLINEが深夜に送られてくる
『えぇーなんか色々と考えて頂いてるみたいで申し訳ない』
ブロックされている上で送ってみる
4日後
『お前マジ人バカにしてんな』
『今度会った時はハッキリ言わせてもらうわ』
『お前人バカにしてんなマジ』
『今後の為に是非ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます』
『それでは明日宜しくお願い致します。』
翌日
何も言ってこないまま閉店を迎える
同日深夜、帰り道の酒屋で従業員に呼び止められ
「俺が思うに、彼の友人を奪ったと思われているんだと思いますよ」
彼の友人というのは近所で飲食店で厨房を回していた人
その友人が彼から離れたのは、その友人の店の女性客に手を出して以来自らお店から距離をおいたことと
その女性客に散々お酒を奢らせた挙句、奢るのを断ったら縁を切るという行為に彼の友人が呆れたというのが理由で僕は関係ない
その友人とは別の友人も最近彼に何か言われているという噂があったので
その従業員に聞いてみる
「なんか、あんたの事を話したら、彼はそんな人間じゃないと思うよってフォローしたらしいんですよ。そしたらお前もあいつの味方かってなったらしいです」
どうしようもなく自爆している、、、、
まさか雛見沢症候群が発症したのか!?
これはL3+では、、、、
こういう相手はスルーしてればOKと思っていたが
LINEが送れる状況のままスルーしても相手はLINEを送り続ける
本当のスルーはLINEをブロックし、何かあれば直接言うしかないという状況にもっていく事だと気づいて現在ブロック継続中で顔を合わせても何も言ってこないというはなし